はいさい!(こんにちは)
塩って昔から色々なところで重宝されていますよね。
お清めの塩・料理の味付け・食材の保存・魔除け・除菌・
掃除のアイテム・消臭・消火作用・かゆみ止め・などなど
まだまだありますが、本当に万能なのが「塩」です。
海に囲まれた沖縄県でも、昔から「マース(塩)」は生活の
一部に溶け込んでいるほど大切にされてきました。
国産塩の15%を占めている沖縄県産塩その歴史は?
皆さんは、塩ってどれくらいの種類があるか知っていますか?
スーパーなどで、塩コーナーに並んでいる小瓶がありますよね。
国産の塩だけでナント、650種類以上もあるんです。
思っていたより、以外に多くなかったですか?
その650種類中、沖縄県産の塩は100種類もあるんです。
実に国産塩の15%がメイドイン沖縄なんです!
そんな沖縄県の「塩」の歴史は?
沖縄県の「塩」の歴史は、17世紀にさかのぼります。
薩摩から潮の干満差を利用した「入浜式塩田」という、塩作りの技術が
伝えられました。
そこから沖縄市の泡瀬や那覇市の泊などで、サンゴ礁の
干潟を利用した沖縄ならではの塩田が大々的にスタートしました。
沖縄県自体、もともとそんなに塩作りが盛んではありませんでした。
なぜなら四方を海に囲まれていますが、日照時間は意外にも長くなく、
夏になればスコールも多いし、台風もやってきます。
冬は曇り空が多く、塩作りに向いていない環境だったのです。
その昔、「生産も流通も価格もすべて国が管理する」という
専売制度という法律が出されました。
国を守るということも目的の一つではありましたが、大きな理由は
税収の増加を狙っての事でした。
その後、数十年に渡って国が塩の生産性の効率化を目指した指導を
行いながら、非効率な生産を行う製塩所を閉鎖していったのです。
沖縄各地の塩田も徐々に閉鎖されていきました。
そして92年間続いた専売制度が1997年になくなり、塩作りが
自由化されました。
その後、全国各地で製塩所が増加する中、沖縄県でも多くの人が
製塩事業に乗り出しました。
現在ではなんと30カ所以上の製塩所で100種類を超える塩が
生産されるようになったのです。
この製塩所数と生産される塩の種類の多さは世界的にも珍しく、
沖縄県はまさしく塩の名産地といえる存在となりました。
うるま市にある「ぬちまーす塩工場」に行ってきました。
世界初の特殊製法「常温瞬間空中結晶製塩法」が魅せる塩の雪景色を
目の前でしかも、入場料無料で見ることが出来る
「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」に行ってきました。
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命の塩「ぬちまーす 」が生まれたストーリー「生命に必要なミネラル」などの
講話(要予約)も聞くことができます。
全ての生命の源であるのが海(海水)です。
そこには生物に必要なすべてのミネラル成分が含まれ、人間の血液や
赤ちゃんが育つ羊水とほぼ同じバランスで存在しています。
この自然の恵みの海水をそのままの状態で結晶化させる
「常温瞬間空中結晶製塩法」により、「ぬちまーす」は誕生しました。
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沖縄の方言で、命のことを「ぬち」、塩のことを「まーす」と言います。
生命に必要なミネラルに着目し「命の塩」(ぬちまーす )と
名付けられたそうです。
ぬちまーすの原材料は沖縄県宮城島の太平洋側の海水のみです。
輸入塩、固結防止剤などの添加物は一切使用しておりません。
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![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/06/P6160080-1024x768.jpg)
細かい霧を発生させて塩を作る製塩法を「常温瞬間空中結晶製塩法」と
いいます。
円盤を高速回転させ、海水を細かい霧にし、その霧に温風を当てると、
水分だけが瞬時に蒸発し、海水に溶けていた塩分・
にがり(塩以外のミネラル)がすべて空中で結晶。
真っ白で、海の成分まるごとの塩が雪のように降り積もります。
この製法は、世界13カ国で認められた、ぬちまーす の特殊製法です。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/06/P6160078-1024x768.jpg)
午前9時から午後5時30分までは、自由に工場を見学することができます。
無料ガイドも毎日実施されているのでよかったらぜひ。
午前9時40分から最終出発の午後4時40分まで毎時0分、20分、40分に
始まります。
10名未満であれば予約も要らず、所要時間も10分程度と
気軽に参加できます。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/06/P6160085-1024x768.jpg)
「ぬちまーす」の原料である海水は、工場より60m以上も下にある海から、
3つのポンプを使い、6枚のフィルターを通して汲み上げられます。
宮城島は人口が少なく、生活排水が海を汚染していないという理由から
この地に工場が建設されたそうです。
ぬちまーす観光製塩ファクトリー
【住 所】沖縄県うるま市与那城宮城2768
【営業時間】9:00~17:30
【定休日】なし
【電 話】098-983-1140
最後までお付き合い頂き有難うございました。
またや~さい!