はいさい!(こんにちは)
沖縄旅行での、お土産屋さんでよく見かけるものといえば・・・
紅イモタルト・ちんすこう・沖縄そば・雪塩などなど。
定番ですよね~
でも沖縄の伝統工芸品も、喜ばれるんじゃないでしょうか?
その中でも最近気になっているのが「紅型(びんがた)」です。
沖縄伝統工芸の「紅型」ってなに?
紅型ってどんなものか知っていますか?
よく見かけるのが、小物入れに使われている生地で色のイメージが黄色で
沖縄感がいっぱいのもの?
よく分からない説明ですよね(笑)
そうなんです!よく分かってないんです。
なので今回は、紅型の歴史から調べて勉強していきたいと思います。
紅型(びんがた)とは、沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つ。
その起源は15世紀頃と言われ、中国や東南アジア諸国との交易の中で
生まれたと言われています。
琉球王朝の繁栄とともに開花した紅型は、伝承の技に新しい感性を
取り入れながら、今もなお進化し続けています。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/42-2.jpg)
一つひとつ手作業で生まれる美しい色合いの紅型は、沖縄県内外を問わず
多くの人を惹きつけています。
紅型と一般的な染め物との違いは?
一般的な染物には染料が使われますが、紅型は主に顔料で色をつけています。
顔料は、粒子が大きく不溶性で、発色は良いのですが、
染料に比べて染まりにくいのが欠点。
でも太陽光には非常に強く、耐光性に優れています。
沖縄の強い光の中でも色が褪せにくいという特徴があります。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/65-2.jpg)
また、紅型は柄の季節感をあまり意識していないものが多いです。
古典紅型の柄は鳳凰や龍、雪輪、鶴など、沖縄的でないものが多いそうです。
これは、中国や本土の影響を受けたからだと言われています。
そこへデイゴや芭蕉、魚といった沖縄の自然や風物が取り入れられ、
新しい文様が誕生していきました。
紅型と呼ぶようになったのは明治以降?
今では「びんがた」と呼ばれ、沖縄旅行を楽しんでいる人の多くも
知っている呼び名ですが・・・
「びんがた」と呼ばれ出したのは、明治時代以降だと言われています。
それまでは、「カタチキ(沖縄の方言で型を付けるという意味)」と
呼ばれていました。
また、紅型の「紅」は赤ではなく色の総称、「型」は模様そのものを
意味します。
すなわち「紅型」とは、顔料という「色」で「模様」を染める
ということなのです。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/68.jpg)
まずは、もととなる図案を完成させて、型紙を作ります。
シーグと呼ばれる小刀で紙を突きながら彫っていく作業を
「型彫り」といいます。
その後、布に型紙を重ね、糊を置いていく「型置」、
顔料による「色差し」さらに濃い顔料を柄の一部に重ねて、
柄を立体的に見せる「隅取り」といった作業が続きます。
現在では、新しい柄が増えてきて新しい紅型が増えたと言われていますが、
技法は昔から基本的に変わっていません。
最近では色んな所で紅型を目にすることが多くなってきました。
女性の髪をまとめる「紅型 シュシュ」
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/12.jpg)
「琉球紅型 猫トートバッグ」もありました。
「 紅型 スマホケース」なんかも変わってますね。
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/69.jpg)
「紅型プリント 小銭入れ」もちょっと面白いですが
![](https://shisa1969.com/wp-content/uploads/2019/02/45.jpg)
琉球王国時代では、本来王族や貴族が身につける衣装に使われていた
特別な染物であった「紅型」ですが、現在ではポーチやがま口、
シュシュにスマホケースなどの身近な生活雑貨に紅型染めを使った
作品も増えてきましたね
沖縄旅行のお土産に良いんじゃないでしょうか?
最後までお付き合い頂き有難うございました
またや~さい!