はいさい!(こんにちは)
「沖縄県とコーヒー」。
何となく違和感を感じるのは私だけでしょうか?
でも実際、沖縄県はコーヒーを栽培して収穫できる
最北端の場所なんですよ。
沖縄はコーヒー生産地の最北限地?!
沖縄県とコーヒーってあんまり結びつかないですよね?
でも・・・コーヒー豆の生産・栽培が出来るのは、日本では2か所?
沖縄と小笠原だけなんです!
世界のコーヒー生産地は 北緯25度~南緯25度 の間の コーヒーベルト と
呼ばれる赤道を中心としたエリアで、日本の沖縄・小笠原は・・・
北緯26~27度 と少し外れているんですが、何とか辛うじてコーヒー栽培
できる最北限地になっているんです。
この最北限地は世界的に見て珍しいエリアで、コーヒーの木にとって
冬の寒さが厳しい環境なんです。
でも、日本の寒波に耐えたコーヒーは特徴ある味が作り出せる可能性を
秘めていると評判なんです。
コーヒー栽培の歴史は?
日本でのコーヒー栽培の歴史は、1878年(明治11年)にインドネシア
(ジャワ島)の苗を東京(小笠原)に導入し栽培したのが日本初と
言われています。
一方沖縄県では、もともと在来種のコーヒーの木はなく1924年
(大正13年)に沖縄県で初の造園業を(桃原農園)創設した際に
国内外の貴重な植物の研究を行っていた中に、コーヒーの木があったことから
約95年前に沖縄にコーヒーの木が、持ち込まれたとなっています。
沖縄県とコーヒーの関係は、結構深い関係があったんですね~
先人達が思考錯誤して栽培に成功したコーヒーを味わって飲みたいですね。
コーヒー栽培を成功させる3つポイントは?
1.台風対策
台風銀座の沖縄は毎年5月~10月の間に何度も大型台風に見舞われます。
コーヒーの木は風に大変弱く露地栽培では防風対策をしても
必ず被害(倒木・落葉・落果)が出てしまいます。
必ず台風対策または強風が当たりにくい場所での栽培が必要になります。
2.夏場の直射日光
沖縄は緯度の関係で太陽高度が高く強い可視光(強光)により
葉焼けを起こすことがあります。
コーヒーの木は陰樹という特性からも遮光が良いと考えられ、
葉焼けを起こす要因として土の乾燥・高温ストレスも複合的にあるため
夏場は木陰での栽培が適しています。
3.冬場の寒波
コーヒーの木の耐寒温度は概ね 10℃ ですが沖縄の冬は最低気温が
10℃以下になることがあります。
厳しい寒さが続く場合は、北風が当たらないように防寒対策 が
必要になることもあります。
沖縄県産コーヒーを手摘み収穫&焙煎体験できる
沖縄県とコーヒーの密接な関係が分かったところで・・・
実際にコーヒー豆を自らの手で摘んで収穫し、自分で焙煎して飲める
コーヒー農園があるんです。
場所は、沖縄県の北部(やんばる地帯)にある「又吉コーヒー園」です。
約4年前からコーヒー栽培に取り組んできました農園で、平成29年に
沖縄県産コーヒーの初収穫を開始したそうです。
東京ドームのおよそ2つ分に相当する広大な敷地内には、コーヒーのほかにも
マンゴーやパパイヤ園、オーシャンビューの隠れ家コテージ、炊事場などを
完備したキャンプ場などもあります。
最初は約100株のコーヒーの木からスタートしたコーヒー園。
現在では約1100株の植え付けが完了し、無農薬栽培で育てた木には、
真っ赤なコーヒーチェリーの実がつき始めています。
そんな沖縄県産の貴重な沖縄県産コーヒーを、季節限定で
一般の方が収穫できる体験プログラムが開催中なんです。
コーヒー好きには堪らないその内容は?
- 農園でのコーヒー収穫作業
農園でコーヒーの果実を手摘みします。 - 生豆の加工 ~ 焙煎作業
実から豆を取り出し、殻を取って焙煎します。 - コーヒーを淹れて楽しむ
焙煎した豆をミルで挽き、ドリップします。収穫したての - コーヒーをお楽しみください。
開催期間は、昨年の11月~5月末を予定しているそうです。
又吉コーヒー園
【住 所】沖縄県国頭郡東村慶佐次718−28
【受付時間】9:00~17:30
【電 話】0980-43-2838
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またや~さい!