はいさい!(こんにちは)
寒くなるにつれて、1日の最後にホッと一息できるのが
「お風呂」で湯船に浸かる事ですよね~
その湯船のデッカイ版が、最近では減ってきている「銭湯」です。
私が子供のころにはよく通っていた「銭湯」
私が住んでいる、南国沖縄でも「銭湯」ありました。
でも・・・本土の銭湯と比べるとどこか違っている?!
銭湯の由来、歴史そして現在は?
銭湯(せんとう)は、日本の公衆浴場の一種で、昔は風呂屋(ふろや)とも、
湯屋(ゆや)とも呼ばれて親しまれていました。
「銭湯」のシンボルでもある高い煙突!
なぜ高い煙突かというと・・・ボイラーで大量のお湯を沸かすために、
排気用の煙突が必要になるからです。
銭湯の歴史は、もともと日本に仏教伝来した時、僧侶達が身を清めるため、
寺院に「浴堂」が設置されたのが始まりです。
病を退けて福を招来するものとして入浴が奨励され、貧しい人々や病人・囚人らを
対象としての施浴も積極的に行うようになりました。
鎌倉時代になると一般人にも無料で開放する寺社が現れて、やがて荘園制度が崩壊すると
入浴料を取るようになりました。
これが銭湯の始まりと言われています。
太平洋戦争後、本格的に都市人口が増大すると、至るところで「銭湯」が建築されました。
1965年(昭和40年)頃には全国で約2万2000軒をあったそうです。
でも時代の流れとともに、高度経済成長期以降、風呂付住宅が一般的になったことや、
平成期に入って「スーパー銭湯」と呼ばれる入浴施設が増えており、利用客と軒数が
減ってきました。
2016年(平成28年)ごろには、全国で3900件ほどに減ってしまいました。
人との交流の場でもあった「銭湯」徐々に減っていってるのは寂しい事ですよね。
沖縄県で「銭湯」と呼ばれる最後の1件「中之湯」
日本最南端の「銭湯」が沖縄県にかろおじて残っていました!
沖縄の方言で「ゆーふるやー」と呼ばれている「銭湯」。
ピーク時には、沖縄県内に300軒以上の銭湯があったそうです。
でも本土と同じで、一般家庭への浴室の普及による客離れや道路拡張による立ち退きなどで
廃業をよぎなくされて「銭湯」もあるそうです。
それでも最近まで頑張って残っていたらしいですが、近年の重油高騰でどんどん
廃業していったそうです。
2014年5月、那覇市の日の出湯が廃業し、沖縄県に残るゆーふるやーは、
いまや沖縄市に1軒「中之湯」だけになってしまいました。
その沖縄県で唯一残っているゆーふるやーが「中之湯」です。
沖縄のゆーふるやー(銭湯)の大きな特徴は、脱衣所と浴場に仕切りが無いことです?
「中乃湯」も同じで、脱衣所と洗い場の仕切りがない、正しい沖縄の銭湯の様式なのです。
でも・・・天井が高く窓も大きいので湿気がこもってジメジメ、ということは
まったくありません。
脱衣所のロッカーみたいな感じもどことなく懐かしい感じがしますね。
浴槽は小ぶりな円形です。
これを沖縄では「池」とよびます。
沖縄では一般家庭でも浴槽のことを「池」と呼ぶそうです。
そして湯船は小さく真ん中に設置されていること。
沖縄には本土と違う、独特の風情を持った銭湯文化がありますね
そして、なぜか緑色のお湯がきになりませんか?
「中之湯」の秘密は、ごく普通の銭湯なんですが冷鉱泉を利用しているのです。
そうです!温泉です!
緑色なのは、入浴剤を利用しているからみたいですね。
温泉なので、ここのお湯につかると、お肌ツルツルになるそうです。
お湯がいいから多くの常連がいます。
そして、もう1つ新しい発見が!
コレです↓
面白いでしょう!
お湯と水の蛇口がY字のホースで1つに!
初めて見ましたわ(笑)
日本最南端の「銭湯」まだまだ頑張って営業を続けてほしいですね~
沖縄旅行に来た際には、ぜひ話のネタになりますよ!
【中乃湯】
【住 所】沖縄県沖縄市安慶田1-5-2
【営業時間】15:00〜21:30
【定休日】 日曜、水曜
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またや~さい!