はいさい!
シーサー夫です。
数年前まで日本で長寿県といえば・・・必ず沖縄県でした。
でも最近では、女性部門は1位をキープしている沖縄県ですが
男性部門は1位から沖縄県が消えていました。
そんな中、3年連続で平均寿命が最も長い市区町村に選ばれた北中城村。
今回はその秘訣を紐解いてみました。
全国の市区町村で、平均寿命が最も長いのは北中城村の女性で
89・0歳だったことが、 厚生労働省が17日に公表した
「2015年市区町村別生命表」で分かった。5年に1回まとめており、今回が4回目。
北中城村は3回連続のトップ。
女性2位は中城村の88・8歳、同3位は名護市の 88・8歳で
上位3位を県内自治体が独占した。
沖縄は千年近くもの間、長寿の地域として知られていました。
今、長生きしているお年寄りは、アメリカの食文化が入ってくる以前から、
昔ながらの伝統的な生活スタイルを守ってきたからです。
逆にアメリカの食文化に影響されている中年層に肥満が多く、
生活習慣病が原因で平均寿命を下げているだろうと考えられます。
今回は、沖縄の独特な食文化、生活スタイルなどを探ってみようと思います。
きっと、健康で長生きできるヒントが見つかるはずです。
沖縄県の気候は?
沖縄と言ったら常夏というイメージがある通り、一年中を通して温暖な島国です。
気候が温暖だと、植物がよく育つ。
そうなると、自分の畑で野菜を作ろうという気にさせられます。
さまざまな野菜、あまり知られていませんが特に薬草などが
作られていることが沖縄県の特徴の1つでもあります。
日本の北の地域では冬になれば当然ですが野菜は育ちませんよね。
そのため、野菜を塩漬けにして保存する必要があるんです。
その結果、塩分を余分に摂ってしまいがちです。
そのせいで高血圧になりやすく、さまざまな病気を引き起こします。
沖縄は一年中、新鮮な野菜が採れるため、保存する必要がありません。
野菜からたくさんのビタミン、ファイトケミカルを摂取できることは
大変ありがたいことなんです。
沖縄県の食文化は?
沖縄が長寿で知られている理由は、なんといっても食にあります。
日本国内でも沖縄料理はとくに特徴のある料理なんです。
どこの家庭でも昔から食べられているものに、長生きする秘密が
隠されているのでしょう。
①豆腐などの大豆製品
大豆製品が健康に良いことはもう言うまでもありませんね。
沖縄では大豆製品がよく食べられていて、平均すると1日に
85グラム摂っているそうです。
主に豆腐として摂っていますが、沖縄の豆腐「島豆腐」は日本本土の
豆腐と比べても栄養価が高いのです。
タンパク質は1.3倍、リン、鉄、カリウムなどのミネラル、ビタミンB1、B2も
島豆腐の方が多く含まれています。
②ヨモギ・ウコン
ヨモギは全国いたるところに自生していますが、沖縄は特に
どこにでも生えていて、どこの家庭でもよく食べられています。
ヨモギは古来より、万能薬草として親しまれてきました。
ヨモギにはクロロフィル、ビタミン(C、E、B1、B2)、
ミネラル(鉄分、カルシウム、カリウム)、ベータカロチンなどの
栄養素が豊富に含まれています。
ウコンも沖縄でよく食べられていますが、このウコンはご存じ
抗酸化作用がとても強い植物です。
ウコンのサプリメントがたくさん売られているのを見ればわかると思います。
ウコンは炎症を抑える作用、抗がん剤として有効だと言われています。
③にがうり(ゴーヤ)
沖縄の長寿食といったらゴーヤ(ニガウリ)ですよね。
食べたことがある人はわかると思いますが、とにかく苦い!
その効能を知らなくても、食べただけで健康に良さそうだなと
感覚的に思うくらいです。
実際に健康に良くて、以下のような効能があると言われています。
・ビタミンCが豊富、加熱しても壊れにくい。
・カリウム、鉄分、リンなどのミネラルが豊富
・疲労回復
・コレストロールを下げる
・血糖値を下げる
・ナチュラルキラー細胞を活性化させるため、ガン予防に効果があるという
研究結果が発表されている
④海藻
沖縄に行くとたくさんの種類の海藻があるのに驚きます。
海藻類にはビタミン・ミネラルが豊富、沖縄の伝統食には欠かせない食材です。
沖縄の人たちは日本の他の地域に比べても、海藻をたくさん食べます。
沖縄の人たちの長寿の秘訣の1つに、海藻が関わってくるのは
間違いないでしょう。
昆布にはアルギン酸という物質が含まれており、動物性コレステロールを
取り除いてくれます。
また食物繊維も豊富。ここでも、余分な脂肪やナトリウムを腸内で取り込んで
排出してくれる働きがあります。
⑤豚肉は少々?
沖縄では思いのほか豚肉を使った料理が多いのです。
しかし、本土と違うのは沖縄では頭からしっぽまで無駄なく食べることです。
時間をかけて調理する際に余分な脂肪を落としてから食べること。
そうすることで、血管を丈夫にしてくれるコラーゲンだけを
たくさん摂取できるからです。
沖縄県の生活スタイルは?
①社会的ネットワーク
世界中の長寿村に共通していることの1つに、長寿者は人とのつながりを
大事にしていることが挙げられます。
沖縄も例外ではありません。
沖縄には、困った時にお互いを助け合う習慣があります。
②日光でビタミンDをとる
骨を丈夫にするには適度な運動と、カルシウムの摂取が欠かせませんが・・・
ビタミンDも必要なのもご存じの通りです。
ビタミンDを得るには日光浴をすれば良いのですが、幸いなことに
沖縄は一年中、日光浴ができます。
長寿者たちは自分の家庭菜園で畑仕事をするため、毎日、外に出ているので、
太陽にあたっています。
③生きている事に感謝
沖縄は食糧難や戦争などで苦労した過去があります。
苦労した人ほど、今の健康、平和にありがたみを感じるものです。
沖縄の人たち、特にそれらの苦難を体験しているお年寄りの人たちほど、
生きていることに感謝しながら生きています。
やっぱり沖縄県は、なるべくしてなった長寿県ですよね~
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またや~さい!