はいさい!
シーサー夫です。
この時期になると・・・
テレビや新聞などでも、チラホラと目や耳にする言葉があります。
シーミー(清明祭)です。
シーミー(清明祭)は沖縄県民にとって大切な行事
やたらと、スパーやコンビニなどでもかなりの確率で見る言葉です。
ビックリしたのが・・・
スーパーでは、シーミー(清明祭)のコーナーまであるんです!
県外の方は、シーミーと聞いても何の事やら?ですよね。
シーミー(清明祭)って何?
本土でいうところの、お墓参りです(簡単にいえば)。
でも・・・ただのお墓参りではなく、その日だけは本土にいる親戚も帰省してきて
親戚一同が集まる(多くて80~90名)沖縄県民にとっては大切な行事なんです。
「清明(シーミー)」とは中国から伝わった「二十四節気」の一つです。
旧暦で3月の晴明の節の期間ですが、新暦では4月となっています。
「清明入り」から、二週間の間に行われる祖先供養の行事のことで
家族、親戚で先祖が眠るお墓へ行き、墓庭を掃除しお供え物を準備したら
お墓の前でビニールシートを広げて御重を皆で食べるんです!
シーミーの歴史
清明祭は1768年から始まったとされています。
琉球王国の歴史が記された史書の「球陽(きゅうよう)」中には
1768年ごろに毎年、清明祭を行うことを定めるという記述されています。
これ以降、沖縄を中心に徐々に清明祭の文化が広まり、現在のように一般的に
定着していったようです。
シーミーの御重には決まり事がある
正式な重箱の中身は、田芋、昆布、ゴボウ、こんにゃく、皮付き三枚肉、かまぼこ
揚げ豆腐、てんぷらなど、9品を詰めます。
用意する料理の種類は奇数個と決まっているようです。
昔は必ずといっていいい程、家で御重を作っていたそうですが・・・・
今は、スーパーなどで予約を受け付けています。
これなら、家のかたもラクですよね~
「うちかび」を燃やす?
シーミーの時に、1人ずつ「うちかび」を燃やす風習があります。
「うちかび」これも本土の方には、馴染みがない言葉ですよね~
「うちかび」はこんなのです↓
「うちかび」は「打ち紙」と書き「紙銭」とも呼ばれ、ご先祖様があの世で使うお金の事。
わらを主な原料として、全面に銭型が打ちつけられています。
ご先祖様があの世でお金に困らないように、という願いを込めてうちかびを燃やし
ご先祖様を見送ります。
中国や台湾などにも同じような風習があり、そこから沖縄へ伝わったといわれています。
そういえば・・・・
先日、ケーキ屋さんに行った時にもビックリしました~
ケーキ屋さんでもシーミーが大きく関係していたんです。
やっぱり、沖縄県では県をあげての1大イベントなんですね!
ご先祖様を敬う心は沖縄県だけでなく、みんなが持っていなければいけない事です。
ご先祖様がいなければ・・・・今の私達は存在すらしていないので(うーとーとぅ)。
最後までお付き合い頂きアリガトウございました。
またや~さい!