はいさい!
シーサー夫です。
沖縄県の首里城は、お城ですが・・・
本土のお城とは、全く形がちがっていますよね。
首里城は本土のお城とは全く違うんです
首里城は、14世紀末から約450年間に渡り政治文化の中心として繁栄した
琉球王国の王城です。沖縄戦を含め4度消失し、復元を繰り返しています。
2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。
この首里城が、本土のお坊さんから言わせてみればほぼ、お寺らしいんですよ!
確かに首里城の写真を見ても、本土のお城の形とは全く違いますよね。
色もそうですが・・・赤色(朱色)を使っています。
これは仏教の中で魔よけの色になっています。
そして、次に守礼門です!
門には「琉球は礼節を重んじる国」という意味の「守禮之邦(しゅれいのくに)」
という言葉。これは友好の証として中国王朝へ向けたメッセージで、
かつては特別な時のみに掲げられていました。
「守礼門」とは俗称で、本来は「上の綾門(ウィーヌアイジョウ)」といいます。
この守礼門もお寺の参門と形が似ています。
真ん中は位の高い人だけが通れる通路になっていて、両サイドの通路は
一般の人や位の低い人が通る通路になっています。
これだけ見ても、お寺と首里城が似ていることが分かりますよね!
決定的なのが・・・首里城の中に鐘があるのを知っていましたか?
守礼門を入って進んでいくと、ゴルフ場で見かける茶店のような
休憩所が出てきます。
この中にナント!
お寺にある梵鐘があるんですよ~
思いっきりお寺にある鐘でしょ?
中に説明の案内板もありました。
1458年に尚泰久(しょうたいきゅう)王の命で鋳造され、首里城正殿にかけられたと
伝えられています。高さ154.9センチ、口径93.1センチ、重さ721キロ。
この鐘は1978年に国指定の重要文化財に指定され、県立博物館に保管されていています。
現在首里城にあるものはレプリカです。
この鐘は「万国津梁」(ばんこくしんりょう)の鐘といわれて鐘に文字が
刻まれているんですが意味を要約すると・・・
「琉球国は南概勝地で、三韓の秀をあつめ、中国・日本とも親密な関係にある。
この二国の間に沸きいずる蓬莱の島である。船を操って世界の架け橋となり、
めずらしい宝は国内に充ち満ちている」という意味です。
琉球の交易立国を高らかに宣言しているみたいです。
最後に正殿です!
首里城正殿は政治や儀式の中心だった建物です。
中国の紫禁城をモデルに日本の建築様式を取り入れ建築されています。
正殿前の御庭(うなー)にある中央の赤い道は「浮道(うきみち)」と呼ばれて
御庭への入口である奉神門に続いています。
浮道は国王や中国からの使者「冊封使」など、限られた人のみが通ることを
許されていました。
そして正殿の屋根の上とか、正殿の中の柱にも仏教のお寺と通じている
龍がほどこされています。
この龍にも意味があって龍は水の神様と言われているので火事よけの為に
至る所に龍を配置しているみたいですよ!
沖縄移住してまだ1度も首里城に行った事がないので、今年中には必ず
行ってみたいと思います。
色々な事も、ブログに記事を書くことで分かった事があるので
その少ない知識をもって見るとまた感じ方が違うと思います。
最後までお付き合い頂きアリガトウございました。
またや~さい!