沖縄県初、建造物の国宝指定が決定!でも昔の沖縄にはたくさんあった?

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はいさい!(こんにちは)

沖縄県には数々の世界遺産があります!

首里城を初め、今帰仁城跡、勝連城跡、斎場御嶽、識名園
などなど9つの世界遺産が存在しています。

世界遺産はあるのに、国宝が1件と少ないのは?と
思っていましたが、それにはちゃんとした理由がありました。
その理由は後半で・・・

この度、国宝指定が沖縄県から出ました!といっても
まだ申請中(ほぼ決まっているようです)。

沖縄県では初となる建造物での国宝指定だそうです!

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沖縄県初の国宝指定になった建造物は?

沖縄県初の建造物としての申請をしている玉陵(たまうどぅん)は、
琉球王朝の王族が眠る神秘的な陵墓です。


これまで国指定の重要文化財として、2000年には世界文化遺産
「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」に登録されていました。

玉陵は、1501年に尚真王が父である尚円王の遺骨を改装するために
玉陵をつくり、以後第二尚氏王統の陵墓になっています。
沖縄戦で甚大な被害を受けましたが、1974年から行われた工事で
かつての姿によみがえりました。

2018年10月19日(金)に国の文化審議会が開かれ、那覇市の玉陵を
建造物として国宝に指定する答申がなされました。
(※年度内に正式に指定される見込み)沖縄県内で建造物の
国宝指定は初となります。

沖縄県にある、もう1件の国宝は?
現在ある、有形文化財としては那覇市歴史博物館が所蔵する
「琉球国王尚家関係資料」が2006年に国宝として指定されて
いるので、那覇市は国宝2件を所有することになります。

実はその昔、沖縄県には国宝が22件存在していた?!

沖縄県に2件目となる国宝が誕生する!というニュースで
盛り上がっていますが・・・・

実は戦前の沖縄県には、建造物だけでも22件もの国宝があり
京都府や奈良県に次いでの規模だったそうです。

それらの国宝は、沖縄戦で全て失われ、沖縄県から「国宝が消えた」
戦になったようです。
戦後73年がたち、ようやく復活した建造物の国宝に、関係者からは
「琉球王国の文化が国の宝として認知された」と
喜びの声が上がっています!

ちなみに、沖縄戦前に国宝に指定されていたのは首里城の守礼門、
歓会門や円覚寺の総門、仏殿、崇元寺の総門、園比屋武御嶽(石門)、
弁ヶ岳(石門)、末吉宮の本殿、沖宮の本殿など22件。

首里城正殿は1925年に指定されました。
ですが、当時の法律では対象が寺社仏閣に限られたため、
王宮ではあるが「沖縄神社拝殿」と位置付けられました。

玉陵は戦前は国宝に指定されていなかったが、被災規模が小さく、
復帰後には国の補助事業で整備もされてきました。

沖縄は小さな島ですが、豊かな歴史・文化があります。
青い空、青い海、だけではない、沖縄のさらなる魅力を
観光の面でも伝えていきたいと思います。

最後までお付き合い頂きアリガトウございました。

またや~さい!

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