沖縄の家の屋根上にあるタンクは何につかうの?

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はいさい(こんにちは)!

シーサー夫です。

沖縄に初めて旅行したときから
ずっと思っていたことがあるんですが・・

市街地をレンタカーで移動していてふと目に止まったのが
家の屋根についているタンクです。

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沖縄県で見る屋根の上のタンク

街の中心部ではそれほど多くはないんですが
少し郊外に出ると必ずといっていいぐらいに・・
建物の屋根に一つずつタンクが取り付けられているんですよ

沖縄に行ったことがあるあなたも
気になっていませんでしたが・・

本土では、まず見たことがないとタンク
気が付いた方も多いのではないでしょうか?

では、何のために使うのか知っていますか?

実はあれ、給水タンクなのです

沖縄は昔から水不足に悩まされていて(海に囲まれているのに)
古くは天水槽と呼ばれる雨水を濾過して再利用する装置を多くの家庭に備えていました。

沖縄で水不足? と思うあなた!

台風のイメージが強いせいか・・
沖縄に水不足というイメージがあまり無いですよね(私もそうでしたが)

確かに沖縄県の年間降水量は日本の平均を上回っていて、関東地方の約1.4倍の雨が降ります。

雨が多いのに水不足になるのはなぜ?

その答えは、その風土人口密度にあるらしいですよ

沖縄では雨の大半が梅雨と台風によってもたらされます(当然ですが)
けれども・・サンゴ礁の台地であるその土壌は保水力が低く
まとまって降った雨を効率よく蓄えておくことができないんですよ
さらに、沖縄には勾配が急で距離の短い川しか無いため、雨がすぐに海に流れてしまいます

高い人口密度も水不足の原因の一つです。
沖縄県の人口密度は490人で全国第9位。
ただし、この数字は離島も含んでのものですから・・
本島に限ればもっと密度は高いのではないでしょうか?

降った雨を海に流してしまう土壌と、水を必要とする人間の多さ
これが沖縄の水不足の理由なのです。

ダム開発が進んだ結果・・近年は大きな給水制限は行なわれていません。
でも水不足になりやすい環境であることには変わりなく
沖縄県人は自衛の手段として各家庭に給水タンクを備え付けているのです。

最近では現代版天水槽とも言える雨水タンクを設置して
飲料水以外の水を雨水から利用している家庭も増えているようですね

最後までお付き合い頂きアリガトウございました。

にふぇ~でびる(ありがとう)!

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